公益財団法人 愛媛県総合保健協会

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腸内細菌検査

容器について
ラベルシールに氏名を記入して、本体(凹凸のない部分)に貼付してください。  
封筒に、所属、氏名、設問事項、採便日を記入してください。  
採便容器  

採便方法及び採便量
  
採便容器のスティックを抜き取り、先端部分の穴に便が軽く埋まる程度、採便してください。(下痢便も同様です)
スティックをパチンと音がするまで押し込んでください。
正確な検査結果を得るために、より提出日に近い日に採便してください。
 (採便できない場合は、提出日を含め4日以内の便まで検査可能です)
採便後の容器は、直射日光を避け、涼しい場所で保管してください。

検査内容
 
  赤痢・サルモネラ菌(腸チフス・パラチフス菌含む)
  腸菅出血性大腸菌(O157、O26、O111)

報告
 
  報告書の発行には、10日前後かかります。
   陽性の場合は、結果が分かり次第ご連絡いたします。



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ノロウイルス検査

ノロウイルスについて

 ノロウイルスとは

 冬季を中心に流行する感染性胃腸炎の主な原因ウイルスです。
 感染力が強く、わずか10〜100個のウイルス量で感染が成立します。ほとんどが手指や食品などを介して経口で感染し、1〜2日の潜伏期間ののち、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こします。 2〜3日で回復しますが、感染から3週間前後は糞便中に大量のウイルスが排出されますので、注意が必要です。 ノロウイルス感染者の糞便や嘔吐物を介して二次感染が起こります。 また、感染しても発症しない場合(不顕性感染)や軽い風邪のような症状の場合もあるので、気付かないうちに感染が拡大していることもあります。


 ノロウイルス検査の根拠

調理従事者等は臨時職員も含め、必要に応じ10月から3月にはノロウイルスの検査を含めること。
下痢又は嘔吐等の症状がある調理従事者等については、直ちに医療機関を受診し、感染性疾患の有無を確認すること。
ノロウイルスを原因とする感染性疾患による症状と診断された調理従事者等は、リアルタイムPCR法等の高感度の検便検査においてノロウイルスを保有していないことが確認されるまでの間、食品に直接触れる調理作業を控えるなど適切な処置をとることが望ましいこと。
  厚生労働省大量調理施設管理マニュアルより一部抜粋

 検出感度について

検査法 検出感度
 リアルタイムPCR(厚生労働省通知法) 10〜100*
 Ampdirect RT−PCR 50*
 RT−LAMP 60〜200*
 TRC 100〜3,000*
 ELISA 100,000**
 イムノクロマト法 100,000**
 電子顕微鏡 1,000〜**
 *1回の反応時に必要なノロウイルスの遺伝子の数を示します。(コピー/テスト) **ウイルス粒子数
 (Ampdirect RT−PCR、イムノクロマト法は当協会で実施している検査方法です。)
東京都食品安全情報評価委員会報告 調理従事者を介したノロウイルス食中毒の情報に関する検討報告書より

 ノロウイルス検査方法

Ampdirect RT−PCR法 イムノクロマト法
 検出方法 遺伝子検査法 抗原抗体法
 原理

「糞便処理液」と「Ampdirect」反応液を用いて、RNA精製工程なしに、直接ノロウイルス遺伝子を増幅する。

検体中のノロウイルス抗原と試薬中の抗体との抗原−抗体反応により複合体が形成されて判定する。

 検出感度 50* 100,000**
 検査時間*** 検査開始後 1〜2日 検査開始後 0.5時間
 検査実施例

抗原検査より感度が高く、また偽陰性対策として内部コントロールDNAが含まれています。ウイルス量が少ない回復期の方、無症候性キャリアの方にお勧めします。

遺伝子検査法と比べ感度は落ちます。特定の糞便検体においては偽陽性や偽陰性を呈する非特異的反応が出る場合があります。 しかし、安価で迅速に診断ができる点では、陽性者の早期発見により二次感染拡大防止に大きな貢献ができるものと思われます。

 *1回の反応時に必要なノロウイルスの遺伝子の数を示します。(コピー/テスト) **ウイルス粒子数 
 ***件数により多少の時間差があります。

イムノクロマト法の判定
≪陽性例≫
 C(コントロール)とT(テスト)の両方に赤色のラインが出現した場合、陽性と判定します。
 
≪陰性例≫
 C(コントロール)にのみ赤色のラインが出現した場合、陰性と判定します。
 T(テスト)の赤色ラインの出現に関わらず、C(コントロール)の赤色ラインが出現しない場合、検査は無効とし、再検査を行います。


ノロウイルス検査のご案内   (PDF:858kb)
     
ノロウイルス検査Q&A   (PDF:104kb)


容器について

・ラベルシールに氏名を記入して、本体に貼付してください。
・本体(容器)の中は空です。(腸内細菌検査の容器では検査できません。)
・封筒に、所属、氏名(ふりがな)、設問事項、採便日を記入してください。

採便容器  

採便方法及び採便量
  
本体からキャップをゆっくり引き抜いてください。
スプーン部分を便に挿し、山盛り一さじ(小豆大)を採取してください。
採便後、速やかに保冷し、提出してください。(下痢便も同様です)
スティックを容器に挿入し、回して栓をします。
採便後の容器は、直射日光を避け、涼しい場所で保管してください。
     便のとり方(PDF:199kb)

報告

  ・報告書の発行には、3日前後かかります。
  ・陽性の場合は、結果が分かり次第ご連絡いたします。
  ・腸内細菌とセットの場合は10日前後かかります。



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